永遠の悲しみと永遠の喜び

一切衆生界は衆生多少不思議とて永遠に尽きる日はあり得ない。

衆生界の尽きぬ限り

久遠実成の法身が十劫正覚の願行をおさめて滅度したもうの日はあり得ない。

であるが故に具体的にましますものは方便法身そのものである。


我らはともすれば苦悩なき日を求め、

苦悩の尽きた日のあるがごときことを空想する。

あいすまぬ愚痴の一相である。

衆生界は尽きぬ、大悲も尽きない。

衆生界の尽きぬことを思い、

永遠に滅度したまわぬ大悲を憶念し、

五劫思惟の御意《みこころ》に入る時、

永遠の悲しみと永遠の喜びを知るであろう。