心と心

心と心 どうしても通ぜぬ心と心


人生のさびしさが そこにある


家庭の暗も 世間に生きる悲しさも そこにある


心と心 み教えによって 古の聖賢に通う心と心


生きる喜びがそこにある


彼はその時 人生に於ける単独孤立の淋しさから救われる


彼の悲しみが大慈悲の線に添い


彼の喜びが大慈悲の回向である時に


やがて彼の周囲には 彼と同一の道に生きる人が自然に生まれる


大心海に通う心と心


彼はその時 生きることの嬉しさの本質にふれる


ああ 生きることの嬉しさ有難さ


今日もまた我この幸に泣く


                     (『光明』第二十二巻三号)