行者 心して正法に忠実なれ

人の至って賢きは
合掌恭敬して

無我の心に住し
如来聖人の真実教を聞信して生きるにあり


人の至って善きは
己の愚悪に覚めて

頭を大地につけ
如来本願の真心に救われて生きるにあり


人の至って尊きは
広大なる恩徳にさめ 

不退に求道して
念仏無碍の道味を人生に顕現するにあり


一念の信不淳にして 

内心智慧光のメス至らざる自力心あれば
その心不正直にして

一心ならざるが故に
やがて求道退転して横道にそれ
一貫真実の行歩乱れて 

哀れ臭き屍を横たえん


行者 心して正法に忠実なれ


                     (『光明』第十八巻十号)