若 葉

 

清々しい若葉が天地を包んで 

溌溂たる生命が跳る


生命! 

生命の流れているものにのみ
香と力と光の輝きがある


古ぼけた生命の枯れた

塵まみれの因襲の殻
如何に形が大きかろうと 

人数が多かろうと
生命の流れが絶えた時
そこにはただ名利煩悩の悪臭のみが存在するであろう

我等の歩みに生命が跳る
それはただ釈迦親鸞の意に帰る日に


生命の流れは熱い 生命の流れは新しい

新鮮にして熱い生命のたぎるものにのみ進展と喜びがある


浄土の真宗とは 如来無量寿のいのちの流れに外ならない


                      

                      (『光明』第二十二巻五号)