三世を貫くみ救い 

まことに真実の救いは過古現在未来三世の救いであります。


過古が救われないでどうして現在が救われよう。
現在が救われていないでどうして未来が救われよう。
未来が救われていないでどうして現在が安心であろう。

救われるのだ。現在が救われるのだ。
現在に生きてゆく。

現在の全部が如来の火に燃えあがる。


私はただ現在にいるだけである。

十歳の私もいなければ、五十歳の私もいない。

いる者は唯、現在の私のみである。

この現在の我のみが私の全部である。

その私が如来の信心に生かされお念仏によって聖化される。

そうして私は自然のみ力によって光へくと走らされる。


現在に生きるのだ。

現在に生きるのだ。

現在に生きる。


現在に生きればこそ、未来に生きる。
未来に光があればこそ、今の私が真に生きる。
そうして、過古の全体が現在に到る尊い道程であったのだ。


如来の血潮は三世を貫いて流れる。

                                                               

  (光明 第8巻 「三世を貫くみ救い」)