一道

 

けれども、たった一人だ。

愛はこの孤独から生まれる。

私は私の生命の一道を歩めばいい。

いっしょに歩む方々が多いのを望みもせぬ。

けれども、人一人の歩みが真実であるならば、

それは常に万人の道の開拓であった。

私はただ一道をにらむ。

私は途中でたおれるかも知れぬ。

だれでもいい、私の屍を越えて、行かねばならぬ。

と言って、私はただ親鸞聖人のみ後を追うて行かしてもらうだけだ。

 

 

 

 

 

光明第5巻6号 「法難 」