ー精進ー

人生は精進である。精進する人は必ず進み、精進する国民は必ず栄える。若しこれを欠けば、如何なる天才といえども平凡無価値なる石ころの如き人生をおくり、凡人といえども精進する者は必ず非凡なる域に達することが出来ます。


天地の道理は、決して棚からボタ餅式には、人格の光も、尊き生活も、真実の歓びも与えはしない。よく精進努力する者へのみ、その汗を通し努力を通して、尊きものを与える。であるから我等は唯精進すべきであります。

木が太らなくなれば枯死します。人進まなければ退きます。天も創造し、地も進展する。古往今来、精進の二文字をぬきにしては、一切の聖賢も、偉人も、天才も、道も、徳も事業も、科学も、一切がっさい生まれては来ないのであります。


 人生の意義は、かかって精進の二文字にあります。

「一切、今世後世の道徳、利益は、皆精進によって得るなり。」

との龍樹の断言は至言というべきであります。

 

 

          (住岡夜晃全集第15巻 「本格的生活ー毘梨耶波羅蜜」)